暦
吉日の種類と意味
公開日:2026年11月4日
「今日は一粒万倍日」「天赦日と寅の日が重なる最強開運日」といった言葉をよく見かけます。これらは暦の上の暦注(れきちゅう)のひとつで、日の干支や季節(節月)、旧暦の日付から決まります。よく使われる吉日の意味と決まり方をまとめました。
このページの目次
1.よく使われる吉日の一覧
| 吉日 | 意味 | 決まり方 | 回数のめやす |
|---|---|---|---|
| 天赦日(てんしゃにち) | 天がすべての罪を赦す、最上の吉日 | 季節ごとに決まった日の干支 | 年に5〜7回 |
| 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび) | 一粒のもみが万倍に実る。始めたことが大きく育つ日 | 節月ごとに決まった日の十二支 | 月に4〜6回が多い(多い月は7〜8回) |
| 寅の日(とらのひ) | 虎は千里を行って千里を帰る。旅立ちや金運に良い日 | 日の十二支が寅 | 12日に1回 |
| 巳の日(みのひ) | 弁財天の使いの蛇の日。金運・芸事に良い日 | 日の十二支が巳 | 12日に1回 |
| 己巳の日(つちのとみのひ) | 巳の日の中でも特に弁財天の力が強いとされる日 | 日の干支が己巳 | 60日に1回 |
| 甲子の日(きのえねのひ) | 六十干支の始まり。物事を始めるのに良い日。大黒天の縁日 | 日の干支が甲子 | 60日に1回 |
| 大安(たいあん) | 六曜で何事にも良い日 | 旧暦の月と日 | 約6日に1回 |
| 戌の日(いぬのひ) | お産の軽い犬にちなみ、安産祈願・帯祝いの日 | 日の十二支が戌 | 12日に1回 |
広告
2.天赦日の決まり方
天赦日は、季節ごとにひとつの干支の日だけです。
| 季節(節月) | 天赦日になる日の干支 |
|---|---|
| 春(立春〜立夏の前日) | 戊寅(つちのえとら) |
| 夏(立夏〜立秋の前日) | 甲午(きのえうま) |
| 秋(立秋〜立冬の前日) | 戊申(つちのえさる) |
| 冬(立冬〜立春の前日) | 甲子(きのえね) |
干支は60日でひと回りするので、それぞれの季節に1〜2回しか来ません。2026年・2027年の天赦日の一覧で日付を確かめられます。
3.一粒万倍日の決まり方
一粒万倍日は、節月(二十四節気の「節」で区切った月)ごとに、ふたつの十二支の日が決まっています。
| 節月(期間の始まり) | 万倍日になる十二支 |
|---|---|
| 寅月(立春〜) | 丑の日・午の日 |
| 卯月(啓蟄〜) | 寅の日・酉の日 |
| 辰月(清明〜) | 子の日・卯の日 |
| 巳月(立夏〜) | 卯の日・辰の日 |
| 午月(芒種〜) | 巳の日・午の日 |
| 未月(小暑〜) | 午の日・酉の日 |
| 申月(立秋〜) | 子の日・未の日 |
| 酉月(白露〜) | 卯の日・申の日 |
| 戌月(寒露〜) | 午の日・酉の日 |
| 亥月(立冬〜) | 酉の日・戌の日 |
| 子月(大雪〜) | 子の日・亥の日 |
| 丑月(小寒〜) | 子の日・卯の日 |
始めることに良い日とされる一方、「借りたものも万倍になる」として、借金や人からものを借りるのは避けるとよい、ともいわれます。
4.吉日が重なる日
複数の吉日が同じ日に重なると、より良い日とされます。とくに天赦日・一粒万倍日・寅の日・己巳の日・大安などが重なる日は、近年は「最強開運日」と呼ばれることもあり、財布の新調や開業、入籍などに選ばれます。吉日カレンダーで、重なる日をまとめて確かめられます。
広告
5.注意したい凶日
| 凶日 | 意味 | 決まり方 |
|---|---|---|
| 不成就日(ふじょうじゅび) | 何事も成就しにくいとされる日。吉日と重なると、吉の力を打ち消すといわれます | 旧暦の月ごとに決まった日(8日ごと) |
| 受死日(じゅしにち) | 黒日(くろび)とも。暦の上で最も重い凶日とされ、葬儀のほかは避けるとされる日 | 節月ごとに決まった十二支の日 |
| 三隣亡(さんりんぼう) | 建築にかかわる凶日。棟上げや着工を避ける日 | 節月ごとに決まった十二支の日 |
| 仏滅(ぶつめつ) | 六曜で何事も控える日(六曜とは) | 旧暦の月と日 |
吉日も凶日も、昔の人が暦に書き込んだ目安です。予定を決めるときのきっかけや、気持ちを前向きにする後押しとして使うのがおすすめです。
あわせて読みたい
広告

